進撃の巨人_ニシンの缶詰

進撃の巨人で心がもにゃもにゃっとすることがあります。
38話「ウトガルド城」で、ニシンの缶詰をユミルが見つけてライナーに手渡す場面です。
この時におぉっと少し鳥肌が立ったのを憶えています。ニシンは海水魚なんですよね。じゃ、この世界にやっぱり海はあるのか。それまで本当に海のある世界なのか分からなかったのでゾクゾクしました。思えば22巻でエレンたちがたどり着く前に皮肉にも海からその缶詰がやってきてたんですね。しかも結構早い段階で。自分がもにゃっとするのは、ライナーが字を読めないとしらばっくれたり、ユミルが缶詰の字をよめることから他言語を使う他国を想像できなかったことなんですよね。ゲルガ-が酒を見つけてきた時に読めない字でラベルされているというのもありました。この時に十分ヒントを与えられていたのに敵が他国の人間であることに考えがたどり着かなかったんだ。あぁ自分の頭の悪さにもにゃっとします。結局22巻でグリシャからの世界情勢を知らせる手記に、しっかりと「人類は滅んでなどいない」と台詞にされるまではっきり気づけませんでした。

ニシンの缶詰はそれほど身近ではないのですが、鰯の缶詰はよく食べています。ただ、スーパーで缶詰をとるたび頭にもにゃっとした感覚がきます。ところであの時のニシンの缶詰「シュールストレミング」だったらどうしましょう。とても臭いらしいので、あの城で開けなくてよかったですね。巨人が来なくても大騒ぎになるところでした。


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